「お客に乗っていただく時間の最大化を目指すこと」という目標は、「お客を乗せて走っていなければお金は貰えないので、出来る限りお客に乗っていただく時間を増やすことが大事だよね。」という実は極めてシンプルな理由で私にとっては当たり前の目標になっていました。
ただ、この目標を見ても具体的に何をしたら良いのかというのは分かりにくいのですが、目標を達成するためには、①具体的に自分だけで完結できることに落とし込み、②自分だけで完結できないことは行動の指針を明確にしておく(今回では内容は触れませんが改めて説明はします。)ことが大事なことであると私は考えます。
実際のところ「お客に乗っていただく」という部分が、自分だけでは完結できないので私の目標をわかりにくくしているところとなります。
そこで、この目標をひっくり返して考えてみると、乗務時間は一応決まっていますので、「お客が乗っていない時間の最小化を目指す」ということになり、「お客が乗っていない時間」は自分で完結できることなので目標がより具体化できるということになります。
では、「お客が乗っていない時間」を考えていきますが、実は今までのブログの中で全て説明もしくは触れています。
①配車アプリで迎車のための時間、迎車地での待機時間(第17回 配車アプリの弱点)
②八尾市の営業所に帰る時間(第15回 私を市内に連れてって)
③営業区域外から周辺地域に戻る時間(第9回 筋書きのないドラマ)
④市内中心部に向かう時間(第15回 私を市内に連れてって)
⑤休憩時間(1時間以上ただし、配車アプリで営業は可能)(第24回 乗務員の休憩事情)
⑥「市内中心部をひたすら走る」最強の営業方法(第23回 犬は歩かないと棒に当たらない)
ここで①~③は絶対的に必要な時間で④は実は微妙なところがあり改めて説明しますが、少なくとも会社から出庫した直後には絶対的に必要な時間となります。⑤については休憩中も配車アプリで営業していますので、アプリが直ぐに鳴ってしまうと休憩時間がなかなか取れない仕組みとなりますが、最終的には1時間以上はとらなくてはならないもの(ルール③)となります。
そして、休憩時間を取り終えた後の⑥は最終手段となり、最終手段はしない時の方が多いと説明したのですが、①~⑤は絶対的に必要な時間ですので、⑥の時間がないということは、「お客を乗せない時間を可能な限り最小化」できたことになります。
ちなみに、直近の乗務の3月16日(木)ですが、10:59に出庫して21:43に入庫(乗務時間10時間44分)したのですが、最後の休憩はしかたなく21:17~21:40(23分)に会社の近くで取りました。なお、税抜き営収は41,160円で休憩時間込みの時間単価は@3,885円で、ミリオンの月の平均時間単価@4,014円と比べて下回っています。
では「お客が乗っていない時間」を可能な限り最小化できたのに何で時間単価はそんなに高くないの?となると思います。
その理由の一つは、9時出庫と比べると11時出庫は、会社と②④の会社と市内の往復が時間単価への影響が大きくなるため、11時出庫での平均単価としては決して悪いことではないことにあります。
そしてもう一つの理由は、実は第18回「迎車料金400円」のところで「迎車料金を0円の場合タクシーの需要が少ない時間帯は効果は多少あると思えます。」と意味不明な表現をしていたのは、一般的にはあるけど、私にはあまり影響はないという意味でした。そしてこれは休憩時間の活用とつながってくるのですが、結論としては、アプリの受注が少ない日でも、私の休憩時間を活用する方法だと大きく沈まないので、そもそも平均が高いということになるのですが、この点については今後説明していきたいと思います。
次回は休憩では避けて通れないトイレ事情を含めた、休憩場所についての説明をしたいと思います。
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