第18回 迎車料金は400円です

業界・仕事説明

また、私の中では、迎車料金無料をうたい文句にしているタクシー会社や迎車料金を取ったとしても200円ほどのイメージで、しかも迎車料金を安くしてお客を取りに行くという戦略がなんとなくありましたので、とても意外に感じました。

なお、この迎車料金はその当時で1年ほど前から変更したもので、タクシーで1㎞乗車いただくと料金は約400円なので、私のグループ会社ではそのような金額にしたとのことでした。

ここで、前回のブログで、配車アプリで受注して時間と無断キャンセルのリスクを負える事情というのは、乗車料金以外に期待できるこの迎車料金のことになり、これがもし0円であれば、タクシーの需要が多い時間帯の配車アプリは全く割の合わない受注になると思います。

ちなみに迎車料金についてはこちらのサイトで詳しく説明されているので参考にいただければと思います。実際のところ、乗車後早くから加算料金になるスリップ制が一番高いように思うのですが、400円は大阪地域では迎車料金としてはた目では一番高い設定になっています。

したがいまして、たまたま私が選んだ会社の条件だったのですが、もし迎車料金無料の会社に入っていたら1日当たりの税抜き営収で計算しても、6,000~10,000円ほど変わってくるので、稼ぐための条件として迎車料金は重要なところと思います。

ここで、迎車料金が無料をうたい文句にしているのは、それだけ配車アプリでの受注の件数を増やして稼ぐという前提の営業戦略と思いますが、確かに、タクシーの需要が少ない時間帯は効果は多少あると思えます。しかしながら、タクシーの需要が多い時間帯では弊害まであると思います。

この点については、私自身の無断キャンセル対策については改めて、弊害の実態についてはもう少し前提からさかのぼって私の見解をお伝えしていきたいと思います。

なお、お客は迎車料金でタクシー会社を選べるかというところですが、DiDiは迎車料金がかかる会社か無料の会社かで選べます。GOについては、配車を依頼するタクシー会社は選択できますが、DiDiのような選択はできないようで、Uberについては把握していません。

そこで、DiDiの仕組みから考えると、どうせ迎車料金をいただくなら、中途半端に100円や200円いただくよりも、400円の方が効率的で経営目線で考えても賢いと思います。

ただし、私にとって迎車料金が400円というのは、手放しで喜べたのかというと決してそうとも言えません。特に初めのころは、せめて200円くらいの悪目立ちしない金額にして欲しかったというのが、正直な気持ちでしたが、次回はその点についてお伝えしたいと思います。

最後に補足となりますが、一般的に営業を考える前提として、顧客目線での利用の実態を把握することはとても重要なことであり、当然配車アプリを主要な営業の手段としてる私自身が、配車アプリを利用者の視点で研究するのは当然ともいえます。ところが、私は自分が大阪でタクシーを利用する機会がないこともあり、配車アプリを入れて実際に利用することもせず、あくまでお客さんから聞く程度のことしかしていません。それはなぜかというと、そこまでしなくても受注に困らないからという単純な理由でサボっているだけですので、この点はご理解いただければと思います。


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飯田さん

前職をやめて、結果としてタクシー乗務員として仕事を始め、1年程立って昼勤営業収入(税抜き)ミリオン、を達成したのを機に、このブログを始めました。
なお、「飯田さん」の名称の意味、詳しい情報、前職をやめた経緯などについては、「飯田さんの司法試験・予備試験の部屋」のサイトで掲載されています。

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コメント

  1. 全て拝読させて頂きました!
    コツコツですが、少しでも追い付けるよう頑張ります‼️
    これからも御指導宜しくお願いします。

    • 飯田さん 飯田さん より:

      ブログ読破ありがとうございます。
      最近は、2日に一度のブログ更新の作業に追われて四苦八苦ですが、何とか続けて頑張ります。

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