このフレーズを聞いて、すぐに映画の題名を思い出した方は私と世代の近い方と思いますが、「私をスキーに連れてって」をもじった表現です(笑)
それを正に実現した例が、コロナ明けの12日ぶりに出勤した今年の2月1日にあったのですが、
会社の営業所から1㎞ほど先の近所から、GOでお迎えの配車依頼があり、行先を伺ったところ、なんと「大阪駅付近」!とのこと。高速道路を利用もさせていただいて、乗務開始50分後には、営収(税抜き)約6,000円を記録でき、私の記憶する限りでは「最高の連れてって」で、タクシーの神様からの復帰の祝福?と思いたくなるほどのスタートダッシュが切れました。
ところで、第13回のブログの④無線配車のところでさらりと書いていましたが、私の会社の中で、八尾市内を中心に営業する人はいますが、私を含め多くの乗務員は大阪市内を中心に営業しています。
そこで毎日、八尾市の営業所(かなり端の方です。)から大阪市内中心に出稼ぎ(40分~50分程かけて)に行くということになりますが、それを空車で行くのか、お客さんを乗せて行けるのかは大違いであり、今回は稀なケースですが、このフレーズはそうなったら嬉しいなという願いということはお分かりいただけると思います。
また、第9回で関西空港に行った時の帰りの話をしたと思いますが、気持ちとしては全く同じで、その時堺で1件営業しましたが、途中から途中まででも大阪市内に行く方向でお客様を乗せれたのですが、非常に嬉しいのは同じです。
では、なぜ大阪市内の中心を目指すのかというと、単に稼げるからですが、おおまかに言えば、①大阪周辺の市、②大阪市内の周辺エリア、③市内中心エリアで分ければ、①②③の順で配車アプリで呼ばれる頻度は段階的に増えます。また、流しのお客については、①では一部の幹線道路を除いてほとんどなく、②と③でも桁違いの差で増えます。
私の営業のメインが③市内中心エリアになるのは、大阪市内の中心部の方が人が多く集まり、タクシーの需要が多いためと、なんとなくは理解できると思います。
ところで、今回のテーマで帰りは「私を八尾市内に連れてって♪」はないのかという疑問を感じると思いますが、私の場合はルール②の帰庫時間厳守の関係もあり、帰りは営業所に向かって営業せず最短で帰るのが通常で、そのような軽い気持ちには残念ながらなりません。ごく稀に大阪市内から八尾市内に送ることがあっても、帰庫の予定時間よりも前の時間で、却って里心がついて早上がりをしてしまって、売上げ的にはマイナスな結果になってしまうのが実情です。
また、売上の善し悪しのについて、第11回では時間単価で示してますが、私の場合はこの出稼ぎのための往復の時間も込の上での計算となっています。したがいまして、市内にいる時間は時間単価以上に稼がないと成り立たないことはご理解いただければと思います。
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