第11回 タクシーの営業の季節変動について

業界・仕事説明

まず、私のタクシーの仕事が、第2回のミリオンの説明の中で15日区切りと気づいた方は、2月15日が過ぎて、私の売り上げはどうなったのだろうと気になった方もいらっしゃると思います。

私は常に事実の発信というスタイルですが、自分の月収のベースの公開については、あくまで、本ブログの目的であるタクシーのお仕事の実情をお伝えする必要の範囲内でしていきたいと思っています。

そこで、今期(1/16~2/15)についてはお伝えすると、なんと税抜き営収は前の期の半分の50万円😢

 

ただし時間単価@3,721円でした。

 

ここでまず主題にもどると、大阪のタクシー業界では、12月は1年で一番盛り上がり、1月10日の「えべっさん」が終わる頃から、ガクと売り上げが落ちると言われています。

実際に今年も、私自身の体感で、12月は「他のタクシーはどこへ行ってしまったの?」と感じるくらい忙しく、年始明けは逆に「あのお客さんはどこへいってしまったの?」と感じるくらい、大きな差を感じました

では、数字で見ると実際のところどうなのか?ということで、今期の数字を紹介したのですが、ミリオンを達成した前の期(12/16~1/15)の時間単価は第6回でも少し触れていましたが、正確には@4,014円でしたので、前の期と今期の差額は実は@293円で、減少率は93%となります。

1日12時間乗務したとすると、1日当たり約3,500円税抜き営収の減収で、月20日乗務したとすると、月7万円の減収で、実際の金額で考えると、大きな季節変動とまでは言えないような数字だと思います。

なお、昨年の同時期でみると、@2,791円から@2,228円でしたので、差額は@563円で減少率は80%でもう少し金額にインパクトはありました。

ただ、この時期は師匠のお手本を見せていただいた、本当の開眼前でしたので、営業のスキルについては、実際の時間単価で見てもわかりますが、今年と比べて大きな差があったと思います。

ちなみに、師匠の今年の同じ期の結果を同じ計算方法で比較すると、時間単価の減少率は93%で私と同じ割合でした。

以上のことからすると、忙しい繁忙期はタクシーの営業に困ることはないので誰でも比較的数字は伸ばしやすいが、閑散期には営業が大変な分スキルの差が大きくでるということだと思います。

第2回でも季節要因性については少し触れましたが、一番の盛り上がりからの落差でも、営業スキルが向上すればこの程度だということは、イメージいただければと思います。

 

ところで、税抜き営収50万円については、正確にいうと、営業日数は12日で、総労働時間134時間でしたので当たり前といえば当たり前の結果でした。

営業日数が減ったのは、コロナに家族とともに罹患してしまったので、予定よりも8日間少なくしか仕事ができなかったためです。

なお、タクシー会社にも有給制度があり、入社後6か月目から法律の規定通り支給され、傷病手当の支給要件も一般の会社員と変わりませんので、病気による欠勤のリスクはタクシー乗務員の仕事が特別に高いというわけではありません。


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飯田さん

前職をやめて、結果としてタクシー乗務員として仕事を始め、1年程立って昼勤営業収入(税抜き)ミリオン、を達成したのを機に、このブログを始めました。
なお、「飯田さん」の名称の意味、詳しい情報、前職をやめた経緯などについては、「飯田さんの司法試験・予備試験の部屋」のサイトで掲載されています。

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