第16回 2/26(日)大阪マラソンの日に初乗務

四方山話

大阪市のマラソン大会としては、1月に実施の大阪国際マラソンと2月に実施の大阪マラソンがあります。

両マラソンとも開催に伴い交通規制が行われますが、大阪マラソンの方が、スタート(ゴール)が大阪城公園と市内中心に近く、しかも一般の参加者も多いため、市内の中心を長く規制されます。

昨年は残念ながら、ワクチン接種の関係で大阪マラソンの日は乗務できなかったので今回が初めての乗務となりました。

ちなみに、昨年の記憶では、この日は出勤したタクシーはいつもと比べると少なかったのものの、平均の売り上げは桁が違って高かったので、今年は初めての経験も楽しみながら期待して出勤しました。

今回は以下の通り、大会からの交通規制の状況のお知らせに①~⑫まで私が辿った道のりを記載していますが、順に説明していきたいと思います。

まず、いつもより少し遅いですが9時8分に出庫し、いつもの通り大阪市内に向かっていたところ、10時前に①のところで初めてのアプリの受注がありました。ところが行先はそのまま西に向かった上本町6方面で、アプリのナビではそのまま誘導するので、半信半疑向かったのですが、今里の交差点まで来て先に進めないことがわかり、電話でお詫びしてキャンセルしていただきました。この時点で、配車アプリのナビは全く交通規制を考慮していないことがわかりました。

ここでなんとかまずは市内中心に入りたいところですが、配車アプリで近くで呼ばれ、青線の通行推奨ルートの中央大通から②の地点にお送りできました。

とはいえ、まだ11時前の時間ですので、なんとか早く規制のない北西のエリアに行きたいと思っていたのですが、幸い配車アプリから直ぐにお呼びがかかり、運よくこの付近で2回目の配車アプリの依頼で、③の場所から同じように中央大通で迂回しながら④の降車地までお送りできました。

この時点で11時9分でしたが、今度は配車アプリを切り、直ぐ西側の四つ橋筋流しで北上をめざしましたが、直ぐに手上げのお客様を拾えました。お聞きすると流しのタクシーは来ず、配車アプリでもうまく呼べない状況とのことでした。ちなみに行先は伊丹空港で、ここから高速で15分、税抜き営収4,800円程のとても嬉しいお客様でした。

なお伊丹空港からの帰りは、同じ営業区域の豊中市を通るので、いつもは一般道で営業しながら帰るのですが、今日は待っている人⁈がいるということで高速(料金650円)で⑤福島まで帰りました。

その後北西エリアで3件ほどアプリ営業をした後の13時頃、配車アプリで⑥西梅田から行先が⑦のところということで、頭を抱えてしまいました。

⑦に行くには城見通を通らねばなりませんが、16時45分まで交通規制されています。お客様には、近くに行けるところまで行くということで予め了解いただいて、片町を通って橋を渡り、交通規制と言っても実際のところ片側が通行でき、目的地の一区画北側の交差点までたどり着けました。

ただ、反対の車線ではマラソンランナーがひっきりなしに通過していますので、ここでお客様に降りていただいたとしても、どのように目的地まで行ったらよいかも分かりません。そこで警備にあたっている警察の方にお伺いしたところ、普段目的地⑦は東向きの一方通行道路沿いなのですが、今日は逆向きでも入れますとのことで、少し迂回はしますが、目的地までの道のりを教えていただき、無事にお送りすることができました。

その後は、配車アプリで⑧乗車地から⑨降車地と規制の奥地を体験し、何とか13時50分頃に⑩のところまで配車アプリでお迎えに行きました。そしてそのお客様は行先は迎車地からそのまま西に向かった御堂筋沿いの場所でしたが、到着したとき「次に行きたいところがあるか5分程待ってて」と言って、一旦降車されました。

戻って言われた行先が、⑪南海難波駅ということで、その場合千日前通を越えなければならないので、近くまでしか行けませんのでとお断りをしたのですが、時間は14時5分頃でちょうど規制が解除されたところで、運よく⑪高島屋(南海難波駅)までお送りすることができました。

そして降車いただいた直ぐ目の前に、高島屋西側のタクシー乗り場(難波で一番メインの乗り場で普段はタクシーが並んでいます。)にお客も誰もいませんでしたが、タクシーが一台も待っていませんでしたので、そこに配車アプリを切って付待ちしました

そこですぐに年配の女性の方が近寄ってきて、いきなり乗車するのではなく、「⑫まで行けますか?」と聞かれました。ちょうど千日前通の規制が解除になったところなので、当然その前のなにわ筋も解除になったと思い、「行けますよ。」と答えご乗車いただきました。

お聞きすると、往きはなにわ筋の規制が超えられず歩いて来てとても大変だったとのことで、帰りのご乗車を大変喜ばれて乗車料金は1,560円だったのですが、2,000円でお釣りは結構ですとチップまでいただきました。自分としては特に何もと思いましたが、よく考えると高速を使って帰って来てよかったなと改めて感じたところです。

この時点で14時21分ですが、休憩時間は累計25分時間単価@3,943円と前半にしてはまずまずというところで、大阪マラソンの日の特別なところも十分に堪能できましたが、私の実際の営業や、大阪市内の地理のイメージも少しはお伝えできたのではと思います。

また今回の交通規制では、通行止め道路の前の主要な交差点から、以下の写真のように看板の設置と警備員による誘導がされており、本当によく考えて交通規制をされているように感じました。

とはいえ、大阪マラソンの日はタクシーの利用者にとっては受難の日となりますので、2月末の日曜日に大阪市に来るときはご注意をいただければと思います。

次回は、話を戻して配車アプリでの受注についてその弱点にも触れながらの説明をしていきたいと思います。


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飯田さん

前職をやめて、結果としてタクシー乗務員として仕事を始め、1年程立って昼勤営業収入(税抜き)ミリオン、を達成したのを機に、このブログを始めました。
なお、「飯田さん」の名称の意味、詳しい情報、前職をやめた経緯などについては、「飯田さんの司法試験・予備試験の部屋」のサイトで掲載されています。

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