実は当初8月13~15日は、家族での実家への帰省と1泊の旅行を予定していたのですが、台風の影響により旅行をキャンセルして1日早く切り上げて大阪に戻りました。
そこで、15日については予定とは異なり乗務することにしたのですが、当然「こんな危険な日に乗務するの?」という奥さんからの指摘はありました。ただ私としては、台風の上陸時の強さの予測が975hPaからすると、それほどまでも心配するような強さではないのではということと、車で移動しているので自分の状況判断で何とでもなるという思いがあり、また、道は空いていることは何よりも絶好の条件で、運転にも一番ストレスがないので乗務したいと思いました。
逆に心配だったのが、せっかくこんな日に乗務するのにお客がいるのかということでしたが、乗務してみたのですが以下の通りの税抜き営収は驚きの結果となりました。
2023/8/15(火)100,390 12:46 @7,863 乗車件数33件(手上げ3件)実車率72.01
ここまで数字が伸びた要因は、まず会社の事務所にいる時からアプリで呼ばれ、大阪市周辺の市でアプリは直ぐに鳴る状態で、大阪市内まで途切れななく連れてってもらいました。
そして、市内中心に入った後は、Uberを活用して迎車地が近いお客のみ獲得していましたが、JR大阪駅のタクシー乗り場にも長蛇の列ができている状況で、そこでもお客を乗せたのですが、お聞きしたところ九州からの旅行の方でもう1泊するためのホテルへの移動でしたが、1時間待っていたとのことでした。
その後は、南港の咲州まで行って帰り便も引けたのですが、埼玉から来た観光の方で、北区長柄にあるクワガタの専門店までということで、13時16分に乗車いただきました。なお、そのお店は14時から営業でそのまま行くと待たなければいけないので、時間調整と観光を兼ねて、京セラドームや難波界隈、大坂城を車から眺めて、14時ピッタリにお送りしました(税込み8,400円)。
そして14時23分にUberで大阪駅に呼ばれて、台湾人のお客さまで関空行の便を引きました。Googleマップの表示では阪神高速湾岸線を通った道順で45分到着予定と出ていました。実際のところ、道路の案内掲示で強風のため湾岸線は通行止めの表示が出ていたのを知っていたので、隣の阪神高速堺線を通って途中から一般道で向かったのですが、近くまで来たら関空の橋自体が通行止めになっていることに気付き、事情を説明して手前の泉佐野駅で降車いただきました(乗車時間1時間、税込み高速別17,230円)。
後でNEWSを見ると昨晩から関空は缶詰状態だったことに気付いたのですが、はっきりと関空の連絡橋が通行止めになっていることを案内掲示に表示してくれないのは不親切と思います。もちろん、通行止めに気が付いていれば乗車の時点でお断りをしていたので、申し訳ない限りでした。
なおこの後は岸和田→堺(税込み10,480円)、堺→市内中心(税込み高速別6,000円)の帰り便が引けて18時24分に戻れました。
そして3件お客を乗せ福島で休憩に入ったのが18時54分でしたが、その時点で既に営収は8万円を超えて、休憩時間も残り15分まで消化できていました。
ここでは、DiDiもチャレンジしたのですが、神戸市中央区行きが獲れて(税込み高速別11,920円)で、9万円越えとなりましたが、降車いただいたのが19時36分でした。
その後は残りの8分の休憩の消化とDiDiの帰庫とUberの行先指定モードがうまく当たり、西淀川区からでしたが4件つながって、最後は八尾市内まで連れてきてもらえました。
ここまでつながった結果が実車率72.01と思いますが、今までの最高は65.67(2022/12/7(土)の第7回時点の最高記録の日)でしたので、ここまで数字が伸びるのが限界的なところと思います。
また、今回は「遠待ち」と「乗車待ち」の時間の休憩時間への転用で休憩時間をうまく分散して消化でき、事務所には21時26分に戻りましたので、時間的にはまだ少し余裕がありますが、実はタクシーの1日の乗務に距離制限があり、こちらが限界に来ていました。
大阪市域の日勤の場合275㎞以内(高速は4分の1での距離計算)なのですが、神戸でお客を降ろした時点で残り距離が56㎞で事務所までの距離と同じくらいでしたので、高速を使う部分の距離は増やせますが結構ギリギリのところでした。
ということで、今回の数字は新記録というよりは、陸上競技の追い風参考記録のような位置づけに思います。そして、関空に高速で行けたらという点ではまだ伸びる余地は考えられますが、今回が昼勤の限界的な記録と感じています。
最後に台風についての感想ですが、私の乗務した時間では少し街路樹が揺れている程度で、12時くらいに最接近したと思いますが、終日「どこに台風が来ているの?」と思うくらいの感じでした。ただ、倒れた看板や自転車、折れて飛んだ木の枝は見かけたので、私の乗務時間前の状況は少し違っていたと思います。したがいまして、近づいている時が一番危険で、台風の中心に近くなると風は少ないものと改めて感じました。
また、計画運休に関しては、そこで働く多くの人にとっては通勤でのリスクが減り、その日は仕事をしなくても給料がもらえる有難い制度と思いますが、旅行者にはとても迷惑なことと思います。
そこで、計画運休を事前に発表ありにしても、状況に応じて運転再開や通行止め解除をできるだけ早期に柔軟にすべきと思います。
すなわち【台風7号】日本航空、羽田-伊丹間の臨時便を運航 「明日仕事なので安心した」乗客から安堵の声という記事がありましたが、このように困っている人を助けるべく動くべきと思います。
これに対して、私は関西空港近くに行きましたが、強風のための通行止めは、理由としては絶対におかしい状況でしたので、本当に困っている人のことを考えないの?ということを強く感じたところでした。
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