第39回 「自分の思い込み」からの脱却

業界・仕事説明

実は今週の月曜日(4/24)にあったUberの説明会の話を聞いたとき、自分はUberを使いこないしているので改めて説明を聞く必要ないと思い込み、時間が17時からで私の大阪市内の営業の稼ぎ時でもあったため、当初は出席するつもりがありませんでした。

しかしながら、実際に説明会に参加して新たに気付いたことが多々あり、また、説明会の終了後も個別にお話をさせていただく機会もあり、後ほど触れますが、今までの何となく疑問に感じていた謎を解く機会となりました。

ここでまず感じたのは、人はどうしても「自分の思い込み」で「自分は知っている」つもりになりがちになるものですが、そもそも「自分の知っている」ことの正確性の検証も必要ですが、日々状況は変化していくものですので、「自分は知っている」と思い込んだ瞬間に進歩はなくなるということは、自分への戒めも込めて思いました。また、人が直接会い話をするということにより得られるものは、やはりコロナ過を経ても、変わらなく大きなものと感じ、できるだけそのような機会は逃さないようにしたいと思いました。

ここで話は変わりますが、実は3/16~4/15の月間の税抜き営収の平均単価が@4,075円となり、ミリオンを達成した(2022/12/16~1/15)の@4,014円と、過去最高だったその前の月(2022/11/16~12/15)の@4,031円を超えて、最高の平均単価となりました。

これだけ平均単価が上がった要因は、年末のように全体の需要が増加したというよりは、第31回のブログで触れていたUberの需要の急増にありました。

そしてそのUberの急増の要因は、外国人の利用の増加もないわけではありませんが、それよりも配車時に迎車料金のあるなしの選択がそれまでできたのに、できないようにシステムの仕様の変更があったためということがわかりました。

具体的には、第17回で「Uberの受注が少ないのはタクシー会社による優先配車の序列が決まっており」と、私が伝え聞いていた説明をしていましたが、実はそうではなく、大阪の優先順位が上位のUberメインのタクシー会社には、会社による配車上の優遇があったわけではなく、単にタクシーの保有台数も多く迎車料金が無料のため、多くの人が迎車料金なしの設定をしていたただけのことでした。そして、迎車料金のあるなしの選択ができなくなった結果として、迎車料金のかかる私の会社に配車が急増したというのが真相のようです。

そして、それを裏付けるように、第19回で「Uberの場合で迎車料金で何か言われたのは、件数も格段に少ないためか、今までに1回ぐらいしか記憶にない」と書きましたが、最近急に3件ほど「どうして迎車料金がかかるようになったのか」とUberのお客様で文句を言われたことがあり、その謎も解けた次第です。

したがいまして、同じく第19回では迎車料金をあるなしで配車依頼ができるようにという、私の切なる願いとして書きましたが、まさしく正反対の対応で、私が恩恵を受けるという皮肉な結果となりました。

なお、システムとして迎車料金の選択をなくした理由については、配車の手配を優先させるためとのことでした。そして、よくよく調べると東京では迎車料金を取る会社が圧倒的に多数で、しかもGOの場合は東京では配車する車はすべて迎車料金有となっていましたので、東京基準で考えれば迎車料金なしのタクシーだけでスムーズに手配するのは不可能に近い実情で、迎車料金のあるなしの選択が意味がなくなることがわかりました。また、大阪で考えても、それまででもUberが鳴りやまない時もあり、どちらかというとタクシーの供給不足という状況を感じてはいましたので、配車の手配を優先させるためというシステムの変更は理解ができました。

また、迎車料金の金額も、私が第18回で迎車料金400円の驚きの話をしましたが、同じく調べてみると東京では300~500円が当たり前の世界の話でしたので、この点も私の知らなかった思い込みに気付いた次第です。

今回は以上となりますが、内容はおおよそ最初から決まっていましたが、主題については実際に纏めてみたら、自分が「思い込み」を多くしていたことが気付いたので、まさしく自戒の意味を込めて後から主題になりました。

なお、次回は配車の手配の優先=お客を待たせないという考え方に真向から反する事例のお話をしたいと思います。


応援よろしくお願いします。

登録不要で、バナーをクリックするだけでフォローできます。
飯田さん

前職をやめて、結果としてタクシー乗務員として仕事を始め、1年程立って昼勤営業収入(税抜き)ミリオン、を達成したのを機に、このブログを始めました。
なお、「飯田さん」の名称の意味、詳しい情報、前職をやめた経緯などについては、「飯田さんの司法試験・予備試験の部屋」のサイトで掲載されています。

飯田さんをフォローする
業界・仕事説明

コメント

タイトルとURLをコピーしました