今回のテーマは、新大阪駅でのタクシー待ちの大行列の話です。
昨年の4月以降、待機しているタクシーはたくさんいるのに、お客を乗せるのに時間がかかり、結果としてタクシー待ちの大行列ができているのを、私はお客を新大阪駅に送るときに、常時というわけではないですが、たびたび見かけるようになりました。
そして、その原因は以下の案内の通り、一般のタクシーに乗る場所が1か所しかなく、新大阪駅の需要から考えれば、そこがボトルネックになることが想定できるのにも関わらず、案内人の配置を休止したためです。
なおこの案内は、公益財団法人大阪タクシーセンターのHPの真ん中よりやや上に「タクシーの乗場案内が変わります」という項目があって、その隣の「タクシー運転手の皆さまへ」というボタンを押すと今でもご覧いただけますが、利用者の皆さまへの告知はしていないようです。
そして、この案内を見る限りは休止なので問題があるか検証して、案内人を日時によって再配置するのは当たり前のことと思います。また、一目見れば問題に気づくと思いますが、関係者が見て見ぬふりをしているのか、この問題を放置している状態で今日まで変わることがないのは大変残念な社会としか言いようがありません。
なおこのブログで発信すると決めた時には、いつかはこの話はしたいとは思っていましたが、内容がタクシー会社にとっては、お上の存在である公益財団法人大阪タクシーセンターに対する苦言となるため、事実上、実名で所属してる会社も公表している私のブログでこのような苦言をするのは、問題が起こりうる可能性あり、ためらうところがありました。
しかも私自身は、新大阪駅でタクシーを乗ることはありませんし、新大阪駅のタクシー乗場には契約していない会社のタクシーは入ることができないので、待つ側になることは100%ありませんので全く困りません。また、それだけ足止めされているタクシーが多ければ、結果として市内を走るライバルが減り、乗客を拾いやすくなるということになるため、タクシーが行列を作って待っている点は実はありがたい状況ですので、私自身には問題を変えるメリットはなにもないところです。
ではなぜ今回このテーマで書く踏ん切りがついたのかというと以下の通りとなります。
実は私は車内の会話はほとんどしないのですが、新大阪駅の行列の話を以前にしたことがありました。そのお客様は頻繁に新大阪駅のタクシー乗り場を利用されている方でしたが、「喫煙所まで行列ができると乗車に15分かかる。」と冷静に分析されていて、私なら5分でも理不尽に待たされたらイラついてしまうのに、全く怒る様子もなくお話をされていました。
ところが、つい先日乗せたお客様から、「新大阪駅で目の前にタクシーがたくさんいるのに、行列ができて乗るのに30分待たされて非常に困った。」「最近は外国の旅行客が増え荷物を乗せるのに時間がかかり特に酷くなった。」「急いでいるからタクシーを利用しようとするのに意味がないし、新大阪駅はある意味大阪の顔の場所なのに情けない。」というお話をお聞きました。
そして以前に私は無駄なこと、効率の悪いことが大嫌いという性格と書きましたが、実は世間的には少数派なのは自覚はしており、多くの人は前者のお客様のような方が多いのかと思っていましたが、同じように感じて問題意識を持っている人が私の他にもいるといということに勇気づけられて、今回のテーマを書く踏ん切りがついた次第です。
また、今回のサブタイトルの「我慢するのが日本人の美徳⁈」をつけたのは、実際には新大阪駅でお行儀よくじっと並んでいる多くの人の姿を見ての私の感想でもありますが、タクシーがたくさん待っているのに乗るのに時間がかかるのは「おかしい!」ということを、もう少し一人一人が声に出していくことが大事なのではと思いサブタイトルとさせていただきました。
ということで、今回は以上となりますが、次回はタクシーの話から離れますが、私が前の会社を辞めた時に経験したどうしても「おかしい!」と思う話題にさせていただきたいと思います。
また、ブログの更新については、司法の方でやるべきことを積み残したままでしたので、5月以降は毎週火曜日にしたいと思いますが、引き続きご覧いただければ幸いです。
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