私の休憩時間の消化の目標時間は、平日で16時~17時、土日祝は17時になります。
感覚的に言えば、平日は17時までには絶対に終えたいというのに対して、土日祝は17時ごろまでに終えられればというところです。
この違いは、タクシーは何と言っても移動のための手段ですので、平日の場合は昼間と夕方からの人の動きの変化が顕著に表れるのですが、土日祝の場合は実はそれほどではありません。
なお、出庫時間について、第7回でも触れていますが、当初の頃の6時台から変更して、今は土日は9時、祝日は10時、平日は11時を基本としています。
また、これも第7回で触れていますが、昨年の4月の後半から無駄なく稼ぐために2時間乗務時間を減らすことを説明していましたが、実際には11時に出庫時間を遅らせて昼間の暇な時間の乗務時間を減らし、休憩時間をうまく目標時間で消化するための調整の意味でした。
すなわち、目標時間より早く休憩時間を消化した場合は、第23回で説明した大阪市内を流す最強の営業方法をしなければならず、それをするリスクを下げるために出庫時間を遅くして、家でゆっくり自分の時間を取った方が、自分の時間の使い方としては合理的と考えたからです。
また、逆に忙しくて休憩時間がなかなか取れそうにないと予想できる、例えば雨の日には、30分とか1時間、意識的に早く出庫すると時もあります。このような時には、休憩が消化できず最後まで残ってしまうことが多いので、少しでも休憩時間を取り安くするための対応となります。
以上のように出庫前から当日の忙しさを判断して、休憩時間の消化を意識して調整はしているのですが、実際には当日ごと、また時間ごとに違うので忙しさの判断を常にしてます。
ではどのように忙しさを判断していくかということですが、まず主観的事情として、自分自身の売上状況があります。ただ実際の売上の状況だけではなく、感覚的なところですが、それまでのアプリの鳴るまでの時間の平均も判断材料となります。
そして、これはUberのアプリの特性なのですが、DiDiとGOと違い専用のタブレットやスマホは支給されず、自分のスマホにドライバーのアプリ入れて運用します。そのためかタクシーのメーターと連携せず、他のアプリは実車中は配車依頼は来ないのですが、Uberの場合は実車中にも配車依頼が来ます。また、他のアプリはその他のアプリで受注するとアプリは切るのですが、Uberの場合はた他のアプリで受注してもアプリは切らないので、結果として実車中のみならず迎車中も受注しているのですが、他のアプリと比べて長い時間忙しさのレーダーとしては働き、特別な使い方として役立っています。(この他のUberの特別な使い方については別の機会にも説明をしたいと思います。)
なお、3月2日に公開した第17回でUberの受注はほとんどないと説明していましたが、その後の3月の第2週からは様相が一変して他のアプリ並みに受注がくるようになりました。理由は外国人の方が増えたから?ぐらいにしか思い浮かばないのですが、ありがたい話で、忙しさのレーダーとしても最近は朝からよく働きます。
そして、客観的事情も加えて判断していくのですが、そもそも忙しい時とは需給バランスで空車タクシーが少なくもしくはお客が多い場合をいい、暇な時とは空車タクシーが多いことを意味します。
そこで、判断材料は何かというと、大阪市内に行くまでの駅での待機中のタクシーの数も傍を通る時に参考にしてはいますが、同じように、大阪市内の第13回で説明した付待ち場所すべてで、通る機会がある時に待機中のタクシーの数は自然に確認しており、当日の忙しさの判断は、市内の状況から判断していきます。
また、それ以外でも通りで手上げで待っている人の状況や、自分の周りの空車タクシーの数なども判断材料にしています。
なお、DiDiにはヒートマップという表示機能があり、たまにお客様から乗車中に質問をいただきますが、地図を六角形で埋めてオレンジ色の濃淡の受注分布を、5分程ごとに最新情報に更新して示す機能があります。
その意味は「受注が多いところに向かえば配車が取りやすくなりますよ」ということだと思いますが、需給状況は常に変わりその点は全く役立ちません。ただ、長い期間通して見れば比較的受注の多い地域の参考にはなると思いますが、普段はオレンジの色が全体で増え濃くなったら、忙しくなってきたな程度にしか使っていません。
以上の通りですが、そもそも主題の通り、忙しさの判断を天気に例えたのは、何か目的を持って意識するというよりは、どちらかというと自然に感じて気にしていることに近いと思ったからです。
とはいえ、実際には休憩時間を取っていく上では、忙しさは重要な判断材料になりますので、以上の忙しさの判断を踏まえながら、乗務開始からどのように休憩時間を取っていくかについて、次回は説明していきたいと思います。
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