第8回 なぜ自分で乗務時間を決めても会社は困らないのか

仕事の魅力

タクシーの勤務形態には、日勤(昼勤・夜勤)の他に隔勤(隔日勤務)が法律で定めらてます。

隔勤につていは、1回の勤務時間は21時間以内で、月262時間まで、仕事の休息期間が20時間以上と法定されていますので、月に12か13日、日にちを空けて、朝出勤して明け方に帰るというのが実際の勤務形態になります。

では、なぜ隔勤というものが定められたかたいうと、1台の営業車を複数の乗務員で運用しやすくするためです。

ちなみに、日勤の場合には、複数の乗務員で運用は難しく、一人一台が原則で、営業車が決まっているため、私の場合には自由に乗務時間が決められるわけです。

当然、タクシー会社の視点で考えると、営業車の台数は決まっていますので、収入を上げるためには営業車の回転率(乗務時間)を上げるということになり、例えば隔勤で、2人で1台の営業車を稼働させても、1台の月の乗務時間は約500時間となり、会社にとって隔勤は都合のよい勤務形態になります。

実際に私が話を聞いたタクシー会社でも隔勤しか認めていないところもあり、もともとタクシーの仕事はといえば、隔勤が当たり前のようでした。

では、なぜ一人一台の日勤が成立するかということですが、そもそも、隔勤は乗務員にとっては過酷で、事故を起こしやすく、乗務員の定着率も低いため、タクシー会社は常に乗務員の確保という問題を抱えています。

そこで会社としては、事故による経費や乗務員の確保ためのコストを削減し、営業での時間単価を上げることができれば、日勤の方が経営的には良いということになり、実際のところ勤務形態は時間単価の稼げる夜勤のみというタクシー会社も見受けられます。

なお私の会社でも、夜勤の方が圧倒的に多く、会社としてはできるだけ夜勤で働いてほしいようですが、希望をすれば昼勤も可能となっています。

また、なぜ会社は困らないかというと、私の会社のグループの会長のブログによると、会社にとって1台の税抜き営収の希望70万円採算ライン月55万円ということだからです。

したがいまして、その程度以上に稼げれば、会社には迷惑をかけないということなので、私は遠慮なく働く総時間も含め自由に乗務時間を決められるということになります。

なお、グループの会長とは、私はお会いしたこともなければ、お話したこともないのですが、タクシーの経営者のブログは珍しく、私の伝えたいこととも重複するところはありますので、その他の記事も参考にしていただければと思います。


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飯田さん

前職をやめて、結果としてタクシー乗務員として仕事を始め、1年程立って昼勤営業収入(税抜き)ミリオン、を達成したのを機に、このブログを始めました。
なお、「飯田さん」の名称の意味、詳しい情報、前職をやめた経緯などについては、「飯田さんの司法試験・予備試験の部屋」のサイトで掲載されています。

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