第89回 タクシーの営業はV字回復⁈では1-2月までの数字で説明していましたが、
月平均時間単価はその後の2-3月は横ばいで、3月後半(3月16日~31日)は自分でもびっくりするほど大幅な上昇をしています。
その他の数字は以下の通りで、
月平均実車率も大幅に上昇し、月平均手上げ率の推移も昨年と同様な傾向ですが、月平均手上げ率は相変わらず高割合で推移していますので、昨年とは大きく異なりアプリがよく鳴って受注に困らないという状況とは違います。
実際のところ3月後半は私だけでなく他の昼勤の乗務員も確実に営収が増えているので、需給バランスが改善されたのは間違いなく、その要因は外国人のお客が増加しているのと、雨の日が多かったためと感じています。
しかしながら私の肌感覚で別の要因として少しタクシーの車両が減ったような感じを受けているのですが、気になっているのが3月12日に配信された以下のニュースについてです。
大阪で初めて「55割」を導入、「関西中央グループ」の茨木高槻交通(株)(大阪)ほか8社が民事再生(東京商工リサーチ) – Yahoo!ニュース
ちなみに関西中央グループのHPは現在も閲覧可能状態で以下の通りで、営業は止まっていないようなのですが、
大阪府のタクシー会社 | 大阪 タクシー | Japan, 大阪府 (kanchugroup.wixsite.com)
同じ大阪の営業区域のグループ会社で民事再生を申請したのは7社で、HPには9社の掲載があり、いずれにしても結構な会社の数です。そしてこのニュースの後は注意して見るようになったのですが、何回かという程度しかこの間「信号マーク」の関西中央グループのタクシー車両は見かけていません。
ただ、それまでどれくらい数のタクシーが営業していたのかと言えば、「信号マーク」のタクシーは確かにあったねという程度で印象はあまり残っておらず、Yahoo!ニュースの記事では「2013年には本社地のみでの運営とし、タクシー73台、従業員260名まで規模を縮小させていた。」とありました。
これではタクシー車両の数とグループ会社の数は全く整合性が取れないのですが、同じ記事に「2023年7月期には売上高が約5億600万円」とあり、月のタクシー1台当たりの売上は約58万円となり台数の整合性は取れます。したがいまして73台という数字が正しいようなのですが、グループ会社の実態と実際にどれだけのタクシーが稼働していたのかは私にはよくわからないところです。
なお私が所属するグループの会長のブログによるとグループ5社で50億の売上が目指せるということですので、決してタクシー会社が儲からないビジネスではないことは明らかですが、不健全な経営をしているタクシー会社もあるのが実情と思います。
最後に私が3月後半に乗務したのは10日で1日当たりの平均税抜き営収は55,900円となり、現在の税抜き営収の累計は559,000円です。そして4月前半の乗務予定は8日あるので、このままのペースで行くとギリギリですが昨年9-10月以来のミリオンの達成となります。
昨年の4月前半の平均時間単価は@4,136円と3月後半の@4,012円と比べて上昇していますので久々に狙いたいと思っていますが、無理はせず行きたいと思っています。
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