第93回 免停講習に行きました

四方山話

今回は予定を変更して、第88回で約束していた免停確定のその後について説明したいと思います。

まず、以下の通り3月7日(木)に最後の違反の2月9日の約1月後に以下の通りの免停処分の通知書(表と裏)が来ました。

なお、免停についての情報は以下のサイトなどで情報を収集していましたが、

免許停止(免停)とは?免停になる違反点数や免停期間、講習に関する疑問を解決 | カーナリズム (response.jp)

講習を受けるまでの具体的な手続きの流れが説明されていなかったので心配(例えば通知が来た後講習を受けるまで運転ができないとか、講習指定日にどうしても都合が悪い場合とか)していました。

ところが3月21日(木)の朝8時30分時間厳守で出頭命令となっていますが、表面の一番下の注意書きでそれ以前の平日であれば出頭可能となっていますので、2週間の間の平日の都合の良い日に行けばよいとわかり、なるほどと感心しました。

なお私は違反点数の累積が8点で30日間停止の処分でしたが、その後に違反をすると60日間以上の停止処分となり、裏面にもありますが、60日の場合は講習を受けても30日間は運転ができなくなるので、結構際どいことに気が付きました

しかも行政処分の点数は講習を終えて免許停止の期間が終わらないと消えませんので、できるけ早めに講習を受けた方が良いので、ちょうど夜に大阪市内で予定があり休みにしていた3月12日(火)に受講しました。

30日間停止の講習は裏面の表にある通り、1回目の講習が定員を超える場合2回目が30分遅れで実施されるとの記載があり、事前に電話で確認したところ講習は先着順で決まり、20名ほどの定員ではあるが、その日に講習が受けられないことはないと説明を受けました。

当日は8時5分ごろにつきましたが既に10人くらいの方が近くのソファーで座って待っておられ、8時15分に係の方の案内で並んで立って待つようになったのですが、最終的には28名くらいいたようで、24名で1クラスが区切られ、当日は2回目も実施されていました。

なお当日のスケジュールは以下の通りでしたが、実車があるので定員については厳格になるようです。

講習の参加者については、年齢層は意外と?高く、私が真ん中くらいで、女性が一人もいなかったのが特徴的でした。

以下順に講習内容を説明すると、開講では説明と安全運転の適性検査がありましたが、内容は問いに「はい」か「いいえ」で答えるのですが、本音で答えたら×になってしまうような設問の仕方で、あくまで建前の優等生の答えをするというのがお約束なのかなという問題でした。

この結果は最後の結果指導の時に渡されたのですが、E評価の欄に〇がついて、内容が「あなたは、交通法規を守り、基本の運転操作を確実に実行しようとの気持ちが欠けていることがうかがわれています。」と書かれており、最初に見た時はあまりの優等生回答ばかりでばれた⁈と焦りました。ところが他のA-Dも厳しい指摘の内容で、講師の方の説明によるとAからEの複数に評価の〇が付く制度で、評価の少ない方が良くE評価だけの人は安全運転度が一番高いとの説明でしたが、よく意味の分からない内容でした。 

次に実車、法令の時間ですが、2組に分かれて入れ替わる形なのですが、実車は試験コースを1台につき3人が乗り、交替でコースを走るのですが、10分ほどでクランクとS字、オートマティック車では意味のない坂道発進までありました。終了後には、車内で担当の教習官から一般的なアドバイスと必要な方には個別に改善点のアドバイスをされる程度でした。

法令の講義は午前は交通事故の推移や道路交通法の最近の改正の説明という話で始まったのですが、途中からは午後も含め最後の考査で出る問題について順に確認していくような講義で、最後に唯一30日間の免許停止者向けの内容が、免停後の点数制度の説明でした。

視力検査には動体視力と夜間視力の検査があり、私には初めての体験でした。これに対してドライブシミュレータによる試験は2種免許の取得の際の講習と似ており、反射神経などを試されるゲーム形式の運転適性の試験については、タクシー乗務員向けの適性検査と似ていました。

これらについても個人評価が後で渡されるのですが、あくまで自分の運転技量の自覚を促すための評価という位置づけのようでした。

最後の考査は40問〇×で答えるという問題で、常識で解ける問題も多いのですが、法令の講義で全て説明されていた内容でした。

なお、講習の評価は34問以上の正解で優で29日間の短縮、28~33問で良で25日間の短縮、20~27問で可で20日間の短縮、それ以下は不可で短縮なしというルールで、受講態度も加味されるということでした。

結果としては講義途中でいびきをかいて寝ていて注意された人はいましたが、受講者全員優の29日間短縮でした。

そして最後に、朝の手続きの際に提出していた免許証が返還されたのですが、裏面に以下の記載が追加されました。

これだけ見ると意味が分かりにくいと思いますが、この日に30日間停止の講習を受けたという意味と、この日に運転をすると無免許運転と直ぐにわかるということだそうです。

これで通知書の表面の左の一番下の「出頭された日から停止(無免許運転)となりますので、自動車等を運転して来ないでください。」という注意書きの正確な意味が理解できたのですが、行くときは無免許運転にはならないが、帰りが無免許運転になるということです。

なお裏面の下から2番目の注意書きで「優マークをお持ちの方は返納してください。」とありましたので、2026年まで有効の私のゴールド免許(自動車保険に影響)も途中ではく奪されるのかと思っていましたが、そのままで戻ってきたのはラッキーでした。

以上が講習の内容となりますが、これで前歴1回となり、免停の点数も6点から4点に下がり、停止期間の最小期間も30日から60日と長くなり、これを元に戻すには1年間続けて無事故無違反が必要となります。

これからの運転については、事故や避けられる違反は必ず避ける運転を目指すのですが、今回最後の違反の反省として意識しすぎるのは逆に注意散漫になる恐れがありますので、常日頃から自然体で実践できるよう心掛けていきたいと思います。


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飯田さん

前職をやめて、結果としてタクシー乗務員として仕事を始め、1年程立って昼勤営業収入(税抜き)ミリオン、を達成したのを機に、このブログを始めました。
なお、「飯田さん」の名称の意味、詳しい情報、前職をやめた経緯などについては、「飯田さんの司法試験・予備試験の部屋」のサイトで掲載されています。

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