第29回 乗務員はアプリで指定された迎車地に向かうもの

お願い・提言

アプリで配車を依頼するときに、何を置いてもきちんとして欲しいのが、迎車地を正確に指定いただくことです。

たまに、配車直後に「○○のところで」というメッセージが来ることもありますが、ランドマークになるような建物であればともかく、そもそも知りませんので何とも答えようもありません。

そして主題の「乗務員はアプリで指定された迎車地に向かうもの」であること、つまり「○○のところで」と知らない場所をいわれても、指定された迎車地に向かうことしかできないことは、しっかりと認識して欲しいと思います。

また、私の経験で、大きな団地で目的地の指定は間違っていませんが、事前に「○○のところで」とメッセージがありましたが、わかるわけもなく、ナビに従って行った迎車場所が全く反対側の場所だったことがありました。そして更に状況として良くなかったのは、周りが一方通行だらけでぐるっと遠回りしなくてはならなず、最初の迎車地で待ったすれ違いの時間と合わせて迎車時間に遅れることがありました。

そして、迎車地の指定で乗務員を一番迷わせるのは、通りのどちら側かという問題です。

ちなみに、アプリの配車ルートは、中央分離帯がある道路ではどちらの側が迎車位置かで配車ルートが変わり、きちんと横付けするのですが、ない道路では考慮せずに配車ルートが決まります。

1車線で交通量の少ない道路であれば、お客に反対側に来ていただいたり、Uターンをしたりと問題はないのですが、2車線でUターン禁止や交通量の多い道路の場合、ナビに従って迎車地に向かい着いたら反対側で困ったということは最初はよくありました。

今は配車ルートに騙されないようにしてはいるのですが、そもそも迎車場所を反対車線側にされても気にされない方や、中には中央分離帯の真ん中に目的地を指定される方がいますので、ぜひともご注意をお願いしたいところです。

なお、指定した場所を間違えた場合やその後配車ルートから変更されることもあるようです。その場合でも、配車の受注確定後にGO以外は迎車場所の修正で対応できますし、メッセージで「通りの〇〇側」とか「○○向きで」といただいてもわかりますので、いずれにしても放置しないでいただきたいと思います。

次にお願いしたいのは、迎車地の実際の指定先ですが、前回も少し説明はしましたが、交通量のそれほど多くない道路でも交差点付近は通行の妨げとなるので、ぜひ避けていただきたいところです。また、この場合もメッセージで例えば「〇〇向きの交差点の手前で」といただければ、交差点から少し離れたどの位置で待てば良いのか迷わないので助かります。

また、大きな通りから少し路地に入ったところを指定される場合ありますが、そこの場所に行くために迂回をしなくてはならず時間がかかる時もあります。その場所に行く必要があればともかく、結局はお客は急いでいて大きな通りで待たれていたということもあります。

以上の通りとなりますが、「乗務員はアプリで指定された迎車地に向かうもの」であることを前提にしていただき、メッセージなどで対応いただけると、乗務員は大変助かりますのでよろしくお願いしたいと思います。

最後にこれはGOの場合に稀にあるケースですが、迎車地に目的地を入れてしまう間違いです。ちなみに、GOの場合はお客の位置情報が迎車地に到着後、乗務員が原着ボタンを押した後に提供される場合(お客の選択で)がありますが、その時にあまりに遠い場所にお客がいる場合は迎車地に到着後直ぐに予想がつきます。結局のところはお客にキャンセルいただくしかないのですが、特に最初の慣れない頃は、受注後に配車ルートを必ず確認して迎車地に間違いはないか確認することをぜひ心がけていただきたいところです。

今回は以上となりますが、次回は最近の乗務記録も伝えながら第25回でお話した迎車料金の影響や大きく沈まない理由について説明していきたいと思います。


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飯田さん

前職をやめて、結果としてタクシー乗務員として仕事を始め、1年程立って昼勤営業収入(税抜き)ミリオン、を達成したのを機に、このブログを始めました。
なお、「飯田さん」の名称の意味、詳しい情報、前職をやめた経緯などについては、「飯田さんの司法試験・予備試験の部屋」のサイトで掲載されています。

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