第19回 迎車料金400円のストレスと「二度と同じ客は乗せない。」とのアドバイス

業界・仕事説明

前回のブログの冒頭で「そんな高くてお客さん怒らない?」という私の感想を書きましたが、実際に直接「なんでそんなに高いのか?」と文句を言うお客から、嫌み的に匂わす程度のお客まで様々ですが現実にいるのです。

私が乗務を始めたころより認知されてきたためか、最近は以前と比べると少なくはなりましたが、それでも時々あり、つい3月1日の乗務でも、GOで市内中心から少し離れたマンションの前から、ワンメータ(680円)の距離で私より少し年配の母と娘さん思われるお二人を送ったのですが、迎車料金にご立腹でぐたぐだと文句を言われ最後は「もう二度と頼まない。」とまで言われました。

実際に、そういうお客様への対応として、「私もなんでこんなに高いかは全く同感で、こんな高い迎車料金なんてあり得ませんよね!」と同感して怒られる対象から巧みにかわし⁈ながら、「でもこの料金でも、納得してくれているお客さんも結構たくさんいるので、本当に不思議で考えられませんよね!」と文句を言っているのはあなただけ感を伝えるトークを磨こうかとは思ったのですが、もともとトークの機転はあまりきかない私には無理と諦め、現実には適当に相槌やお詫びをしてただお客が去るのを待ってます。

そうなると、迎車料金がかからないと思って乗車して、しかも400円を請求されたお客の気持ちで考えるとわからなくはありませんが、こちらの気分悪くなるのは避けられません

そこで、主題のアドバイスになるのですが、この言葉は私の一人での初乗務前に、会社の責任者の方からのアドバイスで印象にずっと残っている言葉をまとめたものですが、アドバイスとしてはどんな嫌なお客でも、二度と同じ客は乗せることはないから、気にしないように。」ということでした。

これは、一般の会社とかお店などの現場であればその場で上長とか同僚に対応を手助けしてもらえる環境に比べ、タクシーの場合、本当にいろいろなお客がおり、また、お客への対応は乗務し始めの当初から一人で対応しなければならず、大変なことが多いが、嫌なことはずっと続くわけではないからともかく気持ちを切替えて、気にしないことが大事という意味になります。

私は、会社員の場合は、嫌な上司とは会わなくて済むわけではないので、それに比べればいいよねと最初は思ったのですが、この切替の一番の目的は、後まで引きずって注意散漫になり事故や交通違反を起こさないためと今は理解しています。タクシーの仕事をして、本当に気持ちを引きずらないことが、なかなか簡単ではないのですが、色々な場面で大切なのは痛感しましたが、また改めて説明していきたいとは思います。

話は戻り、迎車料金についてですが、そもそも、お客とトラブルの防止のために、GOには迎車料金が、かかる会社があることをもっと目立つように表示し、DiDiと同じように、迎車料金の必要な会社が無料の会社を分けて配車をできるように、改善して欲しいというのが私の切なる願いです。

なお、DiDiでは全くないかというと、たまにあるのが「迎車料金が高過ぎる。」とか、「迎車料金かからないように設定していたのに勝手になった。」と文句言われる方がいますが、前者の場合はどうしようもありませんが、後者の場合はあくまで「こちらではわからないので、DiDiに直接文句を言ってください。」とお伝えしています。

ちなみ、Uberの場合で迎車料金で何か言われたのは、件数も格段に少ないためか、今までに1回ぐらいしか記憶にないのが実情です。

今回は以上となりますが、次回は今後の前提の話にはなりますが、タクシーの「乗車拒否」について説明していきたいと思います。


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飯田さん

前職をやめて、結果としてタクシー乗務員として仕事を始め、1年程立って昼勤営業収入(税抜き)ミリオン、を達成したのを機に、このブログを始めました。
なお、「飯田さん」の名称の意味、詳しい情報、前職をやめた経緯などについては、「飯田さんの司法試験・予備試験の部屋」のサイトで掲載されています。

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