第62回 人も組織もなかなか変われないもの

仕事の魅力

今回は第52回で触れていた「私の稼ぎは特別か?」について書きたいと思います。

まず、7月16日~8月15日までの月間の平均時間単価(休憩時間を含む)が5,035円となり、第47回で目標として宣言していた数字の一つが一応達成しましたが、乗務日数は15日で乗務時間は190時間でしたので、総営収自体はミリオンを達成しませんでした。

なお、第60回で説明した8/15はもともと乗務を予定してなく、なおかつ計画運休で営収もイレギュラーで、この日を除くと平均時間単価4,835円となりますので、こちらの方が今の実力に近いとは思います。

ちなみに、昨年の同じ時期の平均時間単価3,910円でしたが、乗務日数20日、乗務時間が231時間でしたので、総営収にベースで考えると今年は5万円程高くなっただけで、逆に8/15の乗務がなければ5万円程低くなります。

したがいまして、稼ぐためには時間単価を上げるだけでなく、どれだけ長く働くかということでも何とかなるものなのですが、私の会社の同じ勤務形態で比較すると総営収も時間単価もどちらも特別と言えば特別にはなりますが、時間単価の方が圧倒的に特別と言えます。

ただ、私の時間単価については、何か私が個人的な特別の能力持っているからではなくて、私は自分の価値感で、無駄なことが大嫌いで、少しでも効率よく稼ぎたいといというモードが常に入ってしまった結果と思っていますが、単に原理原則に基づいて行動しているだけのことで、少し慣れれば誰でもその人なりのペースでできるはずですので、私が特別ではなく、結果としてなっているというだけのことと思っています。

さて、少し話はそれますが私は稼ぐための原理原則について、このブログの中で公開していますが、通常は現役で稼いでいる立場の者が、自分の仕事のノウハウを公開することは、競合ライバルの稼ぎを増やすようで普通はあり得ないと思います。

すなわち、もともとのタクシーの需要が決まっているので、その中で稼ぎを増やすためには、他の乗務員より如何に稼ぐかということになるのですが、他の乗務員の稼ぎが増えれば、相対的に自分の稼げる額が減るという計算になるからです。

ではなぜ公開しても困らないかと考えたかというと、いくら公開してもほとんどの人は自分のやり方を変えないと言う、私が司法試験の部屋でノウハウを公開した経験から得たものでした。

ちなみに、司法試験の部屋では、HPで項目ごとに一気に体系的にまとめて、しかも動画でかなり詳しく理由から説明していますが、膨大過ぎて見る気がしないという声もあり、このブログではノウハウについては小出しに説明していますが、スマホでしたら、右下のサイドバーのカテゴリー選択から「稼ぐためには」を選んでいただくと、稼ぐために関連するブログだけを選べる仕組みを作っています。

そして、タクシーの仕事は独り占めできるものではなく一定の数の乗務員がいないと成立しないという現実もありますが、私が自分のノウハウを独占して一人喜ぶよりも、折角気づいたことだから色々な人に届けたいという単純な私の価値観から来たものでした。

今回は以上とさせていただきますが、主題についてはタクシー業界(組織)はようやく変わるきっかけができるかと思い今回の内容と合わせて主題とさせていただきました。

なお変わるきっかけの背景としては、8月21日の菅義偉前総理の発言の記事で俄かに脚光を浴びているライドシェアの話に続いていくのですが、次回以降で順に話をしていきたいと思います。


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飯田さん

前職をやめて、結果としてタクシー乗務員として仕事を始め、1年程立って昼勤営業収入(税抜き)ミリオン、を達成したのを機に、このブログを始めました。
なお、「飯田さん」の名称の意味、詳しい情報、前職をやめた経緯などについては、「飯田さんの司法試験・予備試験の部屋」のサイトで掲載されています。

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